グルテンフリーとの出会い
グルテンフリー商品を作るきっかけとなったのは、私自身の小麦アレルギーの発症でした。
私自身の体調異変に気づいたのが、女性中小企業診断士として全国を飛び回っていた数年前の事でした。検査に検査を重ね小麦アレルギーと判明しました。その頃偶然興味を持って勉強していたのがグルテンフリーに関する事でした。
ちょうどその頃、お菓子の製造を始めていたので「これは天職かもしれない。子供も大人も安心して食べてもらえる美味しいグルテンフリーのお菓子を作ろう!」と決意しました。
生家のある宮崎に菓子工房を立ち上げ、博多に店を出しました。また30年にわたり住み、学び育てて頂いた北九州は好きな街のひとつです。
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大人になってからの小麦アレルギーの発覚は、とても驚きました。また、これまで何気なく食べていたものを除去することの難しさ、大変さも痛感しました。「これまで当たり前に食べていたものが、ある日突然食べられなくなる・・・」。これはとても寂しいことでした。
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小麦アレルギー発覚後は、全ての原材料を見直し、お米や米粉中心のレシピ開発を行い、まさにゼロからのスタートでした。小麦粉を使った食文化は、歴史も古くその製造方法は成熟している分野と言えますが、米粉の食文化は歴史も浅く、作る側も食べる側もまだまだ成熟していない分野といえます。
私自身もその知識を得るために、グルテンフリーインストラクターの資格を取得したり、また全国各地のグルテンフリーのパン屋、お菓子屋さんへ出向き、試行錯誤を重ねながら独学で進めてきました。
そして誕生したのが、「PON Q PON」のグルテンフリーパンやマフィン、FruitPONBar の商品です。
「普段当たり前に食べていたものが、食べられない」
大人の私でも、とてもショックな出来事だったのですが、小麦や卵、乳製品などの食物アレルギーのお子さんは大変だと思いました。そして同時にそのお母様の心情として「食べさせてあげたいけど、食べさせられない…」という心の葛藤を察すると、私に与えられた使命を感じました。
これらの出来事をきっかけに、お米や米粉を使ったパンやお菓子の商品開発を進め、小麦、卵・乳製品アレルギーをもつお子さんも、そして誰もが安心して食べられるグルテンフリーのお菓子を作ろう!と決意致しました。
その思いがようやく実現できたのが、独立して7年目の平成27年のことでした。かなり長い月日を要しました。
私たちの体は、日々の食べ物からつくられています。
カラダに自然なものを摂れば、カラダは自然なカラダになっていきます。愛情が込められたものを食べれば、愛情のこもった人格が形成されると確信しています。
私達は、「自然なものを食べ、自然なカラダをつくる」をコンセプトに、積極的に自分のカラダづくりに取りくむ人を応援したいと考えております。
小麦アレルギーのある方も、無い方も、全ての方が安心して食べられる食品づくりに取り組んでいます。
九州の温かい風土と肥沃な大地で育てられたこだわりの原材料を使用し、素材本来の味をいかすために、ひとつひとつ思いを込めてつくっています。
PON Q PONオーナー 齊藤 久美
グルテンフリーインストラクター
食生活アドバイザー
製菓衛生師
今話題の“穀物スーパーフード”と言われる
・キヌア
・ソルガム
・ミレット を使用しております。
・小麦不使用
・卵不使用
・乳製品不使用
・白砂糖不使用
・保存料、着色料、増粘剤不使用
・米粉:九州産使用(熊本県産)
・米、玄米:九州産使用(宮崎県・福岡県産)
・果実:九州産使用(宮崎県・福岡県産)